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福音の種を蒔く
箇所:使徒の働き24章10-21節
2021年
04月11日
ロビソン・デイヴィッド

誰だって、やってもいないことで非難されたくはないでしょう。そのような状況に陥ったとき、怒りを覚え、自分を守ろうとするのは当然のことだと思います。今日の箇所では、パウロがローマの総督フェリクスの前で裁判を受けています。ユダヤ人の指導者たちがやってきて、パウロがローマ帝国に危険を及ぼす反抗的な政治運動を指導していると訴えたからです。彼らは、パウロが処刑に値する罪を犯したと主張していました。数年前、同じユダヤ人の指導者たちは、別のローマ総督ピラトを説得して、イエスを自分たちに引き渡して処刑させたことがありました。今度はパウロに同じことをしようとしたのです。

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復活の信仰
箇所:ヨハネの福音書20章24~31節
2021年
04月 4日
ロビソン・デイヴィッド

信仰とは何でしょうか?信仰というと、ほとんどの場合、宗教と関係があると思われています。信仰を持っている人は、科学的に証明も反証もできない宗教的な信念を持っている、というイメージかもしれません。しかし実は、聖書の中で使われている「信仰」という言葉には、「信頼」「信念」「確信」という意味も含まれています。へブル人への手紙11章1節には、「信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」と書かれています。

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蛇のように賢く、鳩のように素直に
箇所:使徒の働き23章6節
2021年
03月28日
ロビソン・デイヴィッド

 ここ数ヶ月、私たちは使徒パウロとその宣教旅行について、使徒の働きを読んできました。毎週のように、パウロが反対や苦難、暴力、迫害に遭遇する様子が描かれています。今日もその例に漏れません。今日もまた、パウロは福音を語った結果、裁判にかけられることになりました。迫害を受けることが多いのに、なぜパウロは宣教を続けたのでしょうか。

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イエス・キリストは神?人?それとも預言者?
箇所:ヨハネの福音書1:14
2021年
03月21日
ロビソン・デイヴィッド

歴史の中で、知恵と影響力のある宗教指導者が何人もいました。悟りを開き、人生の一番深い真実を理解するようになったと主張した、釈迦のような宗教指導者がいました。神から特別にメッセージを受けたと主張して、他の人にそのメッセージを伝えた、ムハンマドのような宗教指導者もいました。また、様々な時代と地域で、神が人間の形になって、人の目の前に現われたという伝説もたくさんあります。

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キリストを証しし続ける動機
箇所:使徒の働き22:1-15
2021年
03月 7日
ロビソン・デイヴィッド

 今日の箇所の直前の場面で、パウロはクリスチャンなら誰でも避けたい状況に直面していました。救いに導くために自分の証しをしようとしたら、相手を怒らせてしまったのです。実に彼らは、パウロを殺そうとしたぐらいパウロの言葉を不快に感じていました。これより悪い結果はないかもしれません。私たちも、相手が自分の語る言葉を不快に思うのではないか、という恐れによって、信仰の証しをすべきではないのではないかと思う時があります。相手を怒らせるぐらいなら、沈黙を保った方がいいと思う時もあります。使徒パウロもこのように感じたこともあると思いますが、今日の箇所では、彼は怒っている暴徒の前に立って、自分が言おうとしていることが彼らの怒りをもっと激しくさせると知りながら、大胆に福音を伝えました。なぜパウロはこの時、沈黙を保たなかったのでしょうか。その理由はとても単純なことだったと思います。それはパウロがユダヤ人たちを深く愛していて、彼らが救いを受ける事を深く望んでいたからです。

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