最近、私たちは2年間にわたって続けてきた使徒の働きの学びを終えました。教会が誕生し、エルサレムからユダヤ、サマリヤ、そして地の果てにまで福音が広まっていったことを学びました。今日からは、使徒の働きが終わったところから、新たにピリピ人への手紙を読むことにしました。
もっと読む完成させてくださる神
箇所:ピリピ1章6節ピリピ人への手紙の冒頭には、喜びに満ちたパウロの姿が描かれています。パウロが開拓し、愛してやまないピリピ教会が、彼の窮地を救うために、メンバーの一人に多額の献金を託して送ってくれたのです。パウロは、ピリピ教会の誠実さと愛にふれて勇気づけられていました。しかし実は、その喜びを脅かすような状況が、当時のパウロにはありました。彼は無実の罪で投獄され、死刑を宣告されていたのです。
もっと読む完成させてくださる神
箇所:ピリピ1章6節ピリピ人への手紙の冒頭には、喜びに満ちたパウロの姿が描かれています。パウロが開拓し、愛してやまないピリピ教会が、彼の窮地を救うために、メンバーの一人に多額の献金を託して送ってくれたのです。パウロは、ピリピ教会の誠実さと愛にふれて勇気づけられていました。しかし実は、その喜びを脅かすような状況が、当時のパウロにはありました。彼は無実の罪で投獄され、死刑を宣告されていたのです。
もっと読む苦しみの中で喜ぶことなどできるのか
箇所:ピリピ人への手紙1章12-18節クリスチャンとして、私たちはよく「すべてのことに感謝し、喜びなさい」と言います。しかし、困難な状況に置かれている時には、本当の喜びを感じることができるとは思えません。「苦しんでいる時こそ喜びなさい」と言われると、共感を得られていないように感じてしまうかもしれません。苦しい時に、喜びを感じることなど本当にできるのでしょうか。喜びを感じることができるとしたら、具体的にはどのようにすればよいのでしょうか。
もっと読む福音にふさわしい生活
箇所:ピリピの信徒への手紙1章27~28節私がこれまでの人生で気づいたことの一つは、物事は決して単純ではないということです。困難な状況に直面している時は特にそうですが、比較的平穏な時でも、私たちは様々な責任に圧倒されてしまいがちです。神様に仕える時間が足りないと感じたり、神様は私たちに何を望んでおられるのだろうと考えたりすることもあります。また、試練に直面した時には、この状況で私たちに何ができるというのですか、と神様に問うこともあります。
もっと読む神としてのあり方を捨てられないとは考えず
箇所:ピリピ人への手紙2章5~11節神様はどのようなお方なのでしょうか。私たちが悪いことをしたら罰を下す、おそろしい裁判官のような方でしょうか?それとも、私たちに贈り物をくれる、愛情深い父親のような存在なのでしょうか?今日、私たちが見ている箇所では、神様のご性質について深い洞察が記されています。ここに、神様についての驚くべき真実が明らかにされています。この箇所で私たちは、イエス様が天を離れて人となり、大きな苦しみと恥に耐えるために、へりくだってご自身を捧げられたことを知ります。愛のゆえに屈辱を受けるこの行為は、私たちがいかに神様への義務を果たせなかったかを明らかにすると同時に、私たちの完全な失敗にもかかわらず、神様の私たちへの愛が信じられないほど深いものであることを示しています。
もっと読む自分の救いを達成するとは
箇所:ピリピ人への手紙2章12-18節クリスチャンがたましいの救いについて語るとき、救いを得る方法に焦点が当てられることが多いと思います。神の赦しを受け、神の家族の一員となり、神の王国の一部として受け入れられるためには何をすべきかについて、多くの時間を費やして語られます。言い換えれば、私たちは 「どうしたらクリスチャンになれるのか 」という質問に答えることに焦点を当てることが多いのではないでしょうか。プロテスタントのクリスチャンである私たちは、聖書が「救いは行いによってではなく、信仰によって受けるものだ」と教えていることを固く信じています。パウロは、エペソ2章8-9節で次のように述べています。
もっと読む彼のような人たちを尊敬しなさい
箇所:ピリピ人への手紙2章19-30節今日の箇所で、パウロはピリピのクリスチャンたちに重要なアドバイスを送っています。それは、教会においてどのような人を尊敬すべきかということについてです。私たちはみな、才能や美しさ、業績などを理由に尊敬する人がいます。しかし、なぜ他の人ではなくその人に尊敬を感じるのか、誰に敬意を払うのが最も適切なのかを考えることはあまりないと思います。 尊敬の念というのは、ほとんど無意識のうちに自然に感じるものだからです。しかし、敬意に値する人に敬意を払うことは、実はとても重要なことです。
もっと読む主にあって喜びなさい
箇所:ピリピ人への手紙3:1今日は、ピリピ人への手紙の中の一節だけを学びます。それは3章1節で、パウロが「最後に、私の兄弟たち、主にあって喜びなさい」と書いている節です。この節は、「最後に」と始まっていますが、ピリピ人への手紙のちょうど半分ぐらいの所で出てくる節で、少し場違いな感じがするかもしれません。どうやらパウロは、ここから手紙の締めくくりに入ろうとしたのに、これを書いた後、他にも書きたいことが出てきてしまったようです。ここから手紙の内容はさらに続いていき、次の4章4節で、パウロはようやくこの喜びの話題に戻り、「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」と締めくくっています。
もっと読む今の人生と死後の世界の関係
箇所:ピリピ人への手紙3章8節~16節今日は、一つの非常に重要な質問を考えてみたいと思います。私たちがこの人生で行うことは、私たちが死んだ後に起こることに何か影響を与えるのでしょうか?言い換えると、この人生で悪い事をしていたら、死んだ後に罰せられるのでしょうか?逆に、善良であれば死後の世界で報酬を得られるのでしょうか?この問いにどう答えるかによって、私たちの生き方は大きく変わってきます。そしてその答えについては、世界中の人々がさまざまな意見を持っているようです。しかし、その多くは2つに分類されるように思います。
もっと読む救いの結果
箇所:ピリピ3章17節-4章1節クリスチャンとして私たちは、良い行いをすることでも、儀式や式典を行うことでもなく、イエス・キリストを信じる信仰によって救われると信じています。 イエス様を信じる人は誰でも罪が赦され、神様に受け入れられ、永遠の命が与えられると信じています。この信仰は、私たちが間違いを犯したり、誘惑に陥ったりしても、神様に受け入れられているという平安と安心につながります。しかし、もし私たちが神の赦しを悪用したらどうなるでしょうか。もし私たちが神の命令に耳を傾ける必要がないと判断したらどうなるのでしょうか?今日の箇所でパウロはこの問題を取り上げ、キリストへの信仰を口実に、罪深い自分勝手な生き方をすることについて、警告しています。
もっと読む主にあって同じ思いに
箇所:ピリピ人への手紙4章2-3節私たちが人生で直面する難しい状況のひとつに、友人との意見の違いがあります。時には、意見の違いが怒りにつながり、お互いに傷つけ合うような言葉を浴びせることもあります。それが原因となって、友人関係が途絶えてしまうこともあります。また、大きな意見の違いになると、周りもみんな巻き込まれ、どちらの味方なのか選択するように迫られるような状況になることもあると思います。
もっと読む喜びなさいという命令の意味
箇所:ピリピ人への手紙4章4-7節今日は、「喜び」というテーマを考えたいと思います。ピリピ人への手紙4章4節で、パウロはピリピの人たちに「喜びなさい」と命じています。これは奇妙な命令ではないでしょうか。 喜びは、誰もが感じたいものですが、喜びを感じなさいと命令されて感じられるものではないというのが普通の考えだと思います。今、喜びを感じていないのに、誰かに「喜びを感じるべきだ」と言われても、それで心から喜べるわけではないでしょう。しかし、私たちは皆、少なくとも、喜びを感じたいと思っているのではないでしょうか。今日の箇所から、神様が私たちにいつも喜びを感じてほしいと願っておられること、そして、私たちがいつも喜びに満たされるためのご計画を用意してくださったことを学びたいと思います。
もっと読むすべての理解を超えた神の平安
箇所:ピリピ人への手紙 4章 5〜7節誰かに腹を立てている時、その怒りを抑えるのと、思い切り表現するのと、どちらがいいでしょうか?ほとんどの人は、「おさえた方がいい」と言うかもしれません。怒りを爆発させないことで平和を保ち、口論になったり、気まずい状況になるのを避ける方がいいと考える人が多いです。しかし、その場ではおさえられても、怒りは簡単に消えないことが多いのではないでしょうか。むしろ、怒りが相手への恨みへと変わり、相手との関係に悪い影響が出始めることもあります。怒りをただおさえこむのではなく、怒りそのものを克服する方法を見つけることができたら一番良い、ということに、誰もが共感すると思います。
もっと読む平和の神が共にいてくださる
箇所:ピリピ人への手紙4章8~9節前回のピリピ人への手紙の学びの中で、キリスト・イエスにある者に与えられる、あらゆる理解を超えた平安について学びました。この平安は、私たちを不安から解放し、私たちの心と身体を守ってくれます。そしてこの平安は、祈りによってもたらされます。祈りの中で、私たちはキリストによって受けた豊かな祝福を思い出し、認識し、神に叫び求めます。そして、神が私たちを助けることができるだけでなく、喜んで助けてくださることに信頼して歩むのが、クリスチャンの歩みです。
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